「神経発達障害モデル動物の認知障害における内側前頭前皮質のNeuregulin-1シグナリング変化」
第12回活性アミンに関するワークショップ (東京)
Neuregulin-1(NRG-1)は脳においてシナプスの形成などに関与し、NRG-1やその受容体であるerbB4受容体をノックアウトしたマウスは統合失調症様の行動異常を示すことから、統合失調症病態モデルとしてよく使用される幼若期腹側海馬障害ラットにおけるNRG-1の変化を検討したところ、モデル動物において前頭前皮質におけるNRG-1、erbB4受容体チロシンキナーゼのリン酸化が低下していることを報告した。中川西 修、渡辺 研弥、小野木 弘志、佐藤 敦、丹野 孝一