「特別養護老人ホームにおけるソーシャルワーク-レジデンシャル・ソーシャルワークと施設内ケアマネジメントについて-」(査読付)
(概要)介護保険制度を迎えて、特養の現場はケアプラン作成によるケアマネジメントが主流となった。そのため、施設内では生活相談員(SW)の存在価値が薄れ、介護支援専門員主導の相談援助体制(特に身体的ケアのあり方に限定した)が構築されていった。しかしながら、身体的ケアだけでは入所者の生活全般を支援できず、身体的ケア面とそれ以外の社会的側面を中心とした支援を分ける必要性を感じてきた。この論文では、介護支援専門員と生活相談員(SW)の守備範囲を設定し、それぞれが連携し入所者への支援を行うことで、入所者の最善の利益に繋がるとものとして論じている。(全貢数138貢)
(全貢数138貢)
東北福祉大学大学院総合福祉研究科『社会福祉学専攻紀要 第4巻』,81-93頁