その他

基本情報

氏名 芳賀 恭司
氏名(カナ) ハガ キョウジ
氏名(英語) Haga Kyoji
所属 総合福祉部 社会福祉学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

母子生活支援施設におけるソーシャルワーク実践の枠組みとその構築のための検討(2)ー母子支援員へのインタビュー調査ー(発表学会等)

単著・共著の別

共著

発行又は発表の年月

202207

発表学会等の名称

日本ソーシャルワーク学会(2022年度 第39回大会 青森県立保健福祉大学会場(zoom))

概要

  本研究は、2019年7月の日本ソーシャルワーク学会第36回大会・学会企画シンポジウムB『施設ソーシャルワーク(RSW)再考-社会福祉法人と社会福祉施設におけるソーシャルワークの位置と検討課題-』を受けて、全国母子生活支援施設協議会と日本ソーシャルワーク学会が取り組んできた共同研究の一部である。
 本研究の目的は、『母子生活支援施設におけるソーシャルワーク実践の枠組みとその構築のための検討課題(1)』(以下、「14事例の分析と考察」とする)において課題となった対人援助側の専門的実践能力を明らかにすることと、この実践能力と関連する母子生活支援施設(以下、「施設」とする )における実践課題を検討することにある。
研究の視点および方法
(1)研究の視点
本研究の基本的視座としては、①複雑な問題を抱える母子への専門的な支援の必要性の確認、②施設ソーシャルワーク再考、③ソーシャルワークを担う職員の専門性のあり方の検討の3点に集約できる。
(2)研究方法
①研究対象
研究方法は質的研究とした。施設内においてソーシャルワーク実践を中心的に担う3人の母子支援員に対してインタビュー調査を行った。
②データ収集と分析方法
方法として、個別に2回の半構造化されたンタビュー調査行った(質問項目に沿い各50分程度)。インタビュー調査の内容は、対人援助側の専門的実践能力については、米本秀仁(2014)のコンピテンスの枠組みを用いて設定した。また関連する実践課題として、アフターケア問題、就労支援問題、さらに自立支援計画への取り組み等を設定した。佐藤郁哉(2008)の質的データ分析法を参考に、母子支援員の専門的実践能力(コンピテンス)の実態と実践課題への取り組みを分析した。