「島嶼地域高齢者の健康診断・歯科診療受診状況の特性に関する研究」
これまでに実施した調査研究の結果から得られた知見を踏まえ、疾病の発見やリスクの低減をとおして介護予防を促進することが期待されている健康診断および歯科診療の受診状況の特性について、複数の離島を比較・検討を行い、今後の島嶼地域における健診・歯科診療の受診率向上を講ずる際の要因を明らかにした。その結果、高齢者の社会とのかかわりに対する配慮の必要性、行政管轄類型が、健診および歯科診療の受診状況に対して何らかの関連がある可能性が示唆された。pp.29-39志水幸、亀山育海、村山くみ、小関久恵
『北海道社会福祉研究』第25号