「高齢者の介護予防における基礎的研究-離島高齢者の主観的健康観と社会関連性を中心に-」
本研究においては、加齢に伴い身体的・生理的機能が徐々に低下し、一度罹患すると慢性的な身体の機能障害を生じやすく、介護を必要とする状態へと移行しやすいという高齢者の特徴を考慮した上で、環境との関わり(社会関連性)や日常の生活行動などといった普段の生活の中から高齢者の主観的健康感の保持・向上に影響を与える要因を明らかとすべく調査研究を実施した。その結果、高齢者が積極的に社会に参加しやすい環境を整備することの重要性が示唆された。pp.87-95
『東北福祉大学大学院総合福祉学科研究科社会福祉学専攻紀要』第1巻