障がいのある子どもの親亡きあとへの支援の必要性は高く、各自治体が様々な形で支援を進めているが十分な状況にあるとは言い難い。筆者らが行った「親なきあとも障がいのある人たちが心豊かな生活をおくるために『親なきあと』についてのアンケート調査」(2023)の二次分析の結果、住む場所、食事、洗濯、入浴、金銭管理といった日々の生活に対する漠然とした不安を感じながらも、子どもだけの将来の暮らしを想像できず、行動に移すことのできない親たちの存在が明らかとなっている。A県内で活動する特定非営利活動法人Bでは、「親なきあと」への支援としてソーシャルワーカー(以下、SWr)とファイナンシャルプランナー(FP)の協同による取り組みが進められており、SWrとFPの語りをもとに今後の「親なきあと」支援に関する具体的な方策について検討を行った。