社会活動に参加している地域在住老年期にある人の主観的幸福感に関連する要因について身体面、社会的側面(活動・交流)、心理的側面(生きがい)から検討し、老年期にある人の社会活動のあり方の示唆を得ることを目的に研究を行った。その結果、老年期の社会活動は、老年者自身が「したいことをできる」ように整えていくことが重要であり、行政主導の保健活動ではなく高齢者が主体となって活動を開催していく形態へとシフトしていく必要性が示唆された。また、世代間交流の機会を多くすることの必要性も明らかとなった。
総p.179 pp.74
百瀬ちどり 村山くみ 目久田純一