Affective Changes through Storytelling-based English Classes: Motivation, Anxiety, and Self-confidence

大学生を対象にストーリーテリング活動を取り入れたスピーキング指導を実践し, 実践授業前後で学習者の英語学習動機づけ, 英語を話す事に対する自信と不安の変化, およびその要因を検証した. 結果, 効果量については小から中程度ではあるが「自信」と「不安」については有意に向上している一方, 動機づけ3項目（意欲, 態度, 努力）のうち「努力」の項目が有意に低下していた. 情意変化と知識・スキル変化に対する自由記述を分析すると, 指導法や教材・課題, グループ学習が情意変化に影響を与えている事が分かった. また, 一つの情意変化が別の情意変化につながる情意連鎖が見受けられた. よって, どれか一つでも学習情意が向上すれば, 他の情意面にも波及する可能性があることが示唆された.
pp. 41-54

東北英語教育学会 研究紀要 第34号
(pp. 41-54)