本研究は、小学校教員養成課程プログラムの妥当性を検証することを目的として、同課程に在籍する学生が英語教育を実践するために必要な知識をどの程度身に付けていると認識しているかを調査したものである。調査には「小学校教員養成課程 外国語(英語)コア・カリキュラム」(東京学芸大学, 2017)の到達目標に基づいて作成した質問紙を用い、6件法による自己評価を実施した。その結果、「英語科概論」の受講生は全体的に自己評価が高く、特に「子どもの第二言語習得についての知識」領域の平均値が5.04と最も高かった。一方で、「指導技術(英語力)」の領域では否定的な評価をした受講生が1割を超えており、この領域の継続的な学習の必要性が示唆された。また、「教室英語の練習」「講義」「講義に関する実践例」の3部構成で行われた授業の評価はいずれも高く、教育現場で用いられる教材や活動を体験しながら学ぶことは、講義内容の理解を深めるうえで有効であると考えられる。