「医療学習会の効果に関する研究部会」では、部会メンバーがそれぞれの地域で学習会を実施し、その効果を調査・分析するものである。内容はメンバーそれぞれの専門領域で行う予定だが、ある程度の共通内容を設ける。地域住民(参加者)に対して、社会保障制度(特に医療保険)についての情報を提供することができる。これは公益財団法人日本医療総合研究所の活動として大きな意義がある。
調査ではすべて共通の調査票を用いる。そうすることで、開催場所や参加者の属性、学習会のテーマの違いなど、学習会の効果に関する様々な比較検討ができる。そのため、調査票の内容が極めて重要になる。部会ではメンバー全員参加のもと2回の会合を経て調査票を作成した。
そこで本稿では「医療学習会の効果に関する研究部会」で使用する調査票について解説する。
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