論文

基本情報

氏名 佐藤 英仁
氏名(カナ) サトウ ヒデノリ
氏名(英語) Sato Hidenori
所属 総合福祉学部 福祉行政学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

「医療分野における国際労働力移動―外国人看護師の現状と今後の展望」(査読付)

単著・共著の別

単著

概要

2006年9月9日、日本はフィリピンとのEPAを妥結(2008年12月11日発効)した。2007年8月20日には、インドネシアとのEPAも妥結(2008年7月1日発効)した。それに基づき、現在、インドネシア人とフィリピン人看護師および介護福祉士を候補者として受け入れている。しかしながら、自国で看護師・介護福祉士としての実績がある外国人が来日しても、日本ではすぐに看護師・介護福祉士として働くことはできない。日本語で実施される国家試験に合格できない等、実際に看護師・介護福祉士として働いている外国人は非常に少なく制度は破たん寸前である。そのような状況にもかかわらず、2011年10月31日、野田首相は来日したベトナムのズン首相と会談し、ベトナム人看護師や介護福祉士の受け入れに合意し、「日ベトナム共同声明」に署名した。インドネシア人、フィリピン人に続いて、2013年度からはベトナム人看護師および介護福祉士の受け入れが始まる予定である。
本稿では、外国人看護師を中心に現状を見ていくとともに、さまざまな問題点について検討する。また、日本における医療労働者の不足の現状についても検討し、外国人看護師や介護福祉士の今後の展望を述べることにしたい。
pp.27-40

発表雑誌等の名称

『日本医療経済学会会報』

発行又は発表の年月

201412