「看護体制と医療提供体制の再編」
医療に関しては医師不足が世論の中心になっているが、看護師不足も医師不足同様、非常に構造的問題を秘めた積年の大問題である。本稿では看護師不足を中心に確認したうえで、外国人看護師問題や特定看護師の問題について考察する。考察の結果、日本には看護師不足が生じていることが明らかとなった。また、外国人の看護師受入制度は破綻しているといえる。さらに、研修制度としてだけの特定看護師養成には意義が感じられないと言わざるを得ない。pp.9-16
『月刊国民医療』(No.312)