日本医療労働組合連合会が行った「2022年看護職員の労働実態調査」の結果から読み取れることを解説した。看護職員の「離職意識」に着目すると、「あなたは仕事を『辞めたい』と思うことがありますか」という設問に対し、「いつも思う」と回答した看護職員は23.2%、「ときどき思う」と回答した看護職員は53.6%であった。つまり、76.8%の看護職員は「仕事を辞めたい」と思うことがあることになる。この数字は4人中3人の看護職員に「離職意識」があるということになる。また、離職意識の上昇には新型コロナウィルスが影響している可能性があることも示した。