論文

基本情報

氏名 朝倉 充彦
氏名(カナ) アサクラ ミツヒコ
氏名(英語) Asakura Mitsuhiko
所属 教育学部 教育学科(中等教育専攻)
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

「いじめ問題を主題とする道徳教材についての考察」

単著・共著の別

単著

概要

近年の中学生いじめ自死事件を契機に、いじめ問題への国の取り組みは、いじめ防止対策推進法の制定、いじめ防止ための道徳教育の充実、その具体化としての道徳科の設置、および検定教科書の作成使用というようにすすめられてきた。そして、いじめ問題を主題とする道徳の授業では、弱さを克服しいじめや不正を許さない強い正義感を持つことをねらいとすることが期待されている。文科省が作成したいじめ問題を扱った教材「卒業文集最後の二行」を活用した授業では、いじめの被害者加害者の立場を考えることを通して、いじめを止めさせる仲裁者の出現を目指す。しかし、それは容易なことではない。むしろ仲裁を躊躇う弱さを恥じるのではなく、生徒皆が弱さを共有していることを認識し、集団の力でいじめに対峙していくことこそが今求められている。
pp.1-11

発表雑誌等の名称

『教職研究 2018』東北福祉大学 教職課程支援室

発行又は発表の年月

201903