「大正新教育における『分団教授法』にみる学級観」
日本の小学校の学級が抱える課題、例えば学級内の学力格差問題や学級崩壊現象の学級秩序問題が、明治期において学級が成立した当初から潜在的につながっていることを教育方法学の観点から明らかにした。特に、澤正の学級観、及川平治の「分団式教育法」にみる学級観、さらには奈良女子高等師範学校付属小学校の「分団教授」など、大正新教育の代表的教育方法を事例としながら考察した。pp.1-16
『仙台白百合女子大学紀要第12号』1頁~16頁