産褥婦の抑うつと不安に関する研究―助産師外来の利用者を対象として―
東北心理学会第64回大会(仙台市)
助産師外来を利用する妊産褥婦の抑うつ・不安を把握することを目的に実施した結果、利用者は全体として抑うつ・不安は高くない傾向にあったが、一部、強い抑うつや不安を抱えていた。パートナーに頼ることができないというリスクとなりそうなことでも、乳児への肯定的な感情をもつことにつながることも示された。以上から、リスク要因を把握することにより、抑うつや不安が高まる前段階からリスクの高い妊産褥婦に対する支援についての示唆が得られた。山口紗穂、齋藤秀光、佐藤喜根子、上埜高志、菊地紗耶、齋二美子 他