中高年女性うつ病患者の退院後の家事の仕方と直面した困難

第18回日本精神保健看護学会　（東京都）

中高年女性うつ病患者の退院後の家事の仕方と直面した困難についてインタビューによる質的研究を行った。その結果、家事ではやれる家事とやれない家事があり、思考や判断、意欲行動が関連している傾向が見られた。やれない家事があることにより、役割期待に応えたいのに主体的になれない辛さと役割意識に縛られる辛さがあることが分かった。役割に依存していることや重要他者への気遣いなどが辛さに関連していることが考察された。
総p.152 pp.88-89
齋　二美子