「現代的理念としての「厚生」概念の形成と制度論問題ー後藤清と菊池勇夫の議論を中心にー」
戦時下における法学者の後藤清と菊池勇夫の「厚生」概念に着目し、後藤の議論に「厚生」概念が現代的理念として構想されて家的かつ社会的な全体の問題として解かれ、菊池の社会事業の議論には全ての人々の生存を保障する議論がみられ、社会福祉の議論を国家的かつ社会的に捉える議論であることを明らかにした。pp.201ー221
『金城大学紀要』第4号