「山本良吉の慈善事業および社会事業への理解に関する予備的考察ー博愛社への眼差しを通してー」
山本良吉(1871-1924)は金沢市出身で倫理学者や教育者として知られ七年制武蔵高等学校(武蔵大学)の創設者の一人であるが、慈善事業との関わりや日露戦争時に非戦を論じた人物であることは余り知られていない。特に教育者として倫理学者や修身のテキストを編纂したが、慈善事業や社会事業への記述も多くみられ、知識人としての慈善事業や社会事業に対する理解について明らかにした。pp.29ー43
『大阪「博愛社」の研究 平成25年度~平成27年度科学研究費補助金(基盤研究C)研究成果報告書』