『戦前社会事業の到達点と現在への視座ー福祉国家の源流をたどるー』
地域社会における「救護」の実施体制を主題に第7章「戦時期の地域社会と「救護」の実施体制ー石川県下の一般救護と特別救護をめぐってー」を執筆した。アジア・太平洋戦争下における「救護」体制として一般救護と軍事救護の地域社会における関係と救護動向、救護の実施体制について北陸を代表とする都市である金沢の石川県と金沢市はどのように状況であったかについて、特に、一般救護の狭隘性に対する特別救護の補完関係について地域社会の実態について明らかにした。pp.173-209
社会福祉形成史研究会