論稿「社会福祉の歴史研究と時期区分ー吉田久一の「社会事業史研究」をめぐってー」は、社会福祉の歴史研究の泰斗のひとりである吉田久一の研究成果が戦前の社会福祉の歴史研究を踏まえて、いかに戦後社会において「社会事業史」研究の視点をもち、そして時代区分と時期区分を検討しながら、さらに戦後日本社会の「社会事業」と「社会福祉」の「字句・時期」区分をなしえたのかを明らかにしつつ、吉田久一の歴史研究方法ではない社会福祉の歴史研究の拡がりのなかで、時代区分論として「福祉国家」や「社会福祉」を認識する段階論が創出されて後に議論されるようになったかについて明らかにした。pp.177ー211
大谷栄一、大友昌子、永岡正己、長谷川匡俊、林淳、池田智文、石井洗二、石川到覚、今井小の実、岩崎晋也、宇都榮子、江連崇、碧海寿広、繁田真爾、清水海隆、下重暁子、宮城直子、宮城洋一郎、元村智明