2007年から実施してきているA県B地域におけるサロン型地域福祉推進活動の有効性について、活動モデルの提示後の取り組み状況とその成果に関し、アクションリサーチによって実証的に明らかにした。特に地域福祉推進が段階的に発展し、推進が図られることを、モデル提示期(サロン型活動の提唱)、モデル活動展開期(外出以上に交流と役割の分担の有効性)、地域福祉活動推進期(介護が必要でも絆を重視)に区分して、徐々に福祉コミュニティ構築に向け確かな歩みを続けていることを、幾多の量的調査のデータをもとに明らかにした。
都築光一、吉田渡