【査読有】「職能団体としての組織的な理学療法・士の震災支援活動」
東日本大震災から約9か月間、宮城県理学療法士会(以下、県士会)では災害対策本部を設置して試行錯誤しながら県内各地の震災支援活動を展開してきた。誰もが初めて経験する甚大な被害、錯綜する情報、刻々と変化する被災地のニーズに翻弄されながら、一瞬一瞬の判断と決断のもとに走り続けてきた。本稿では、その反省を「災害対策本部組織の編成」と「超急性期の活動」の2つの視点からまとめ、今後の災害対策として今われわれがすべきことについて述べる。pp.215-219坪田朋子、黒木薫、渡邉好孝
理学療法ジャーナル46巻3号