障害者のQOL向上のためのICT支援普及を目的に,福祉専門職を目指す学生と病院に務める福祉専門職へのICT支援に関する現状の調査を実施した.その結果より,福祉専門職養成におけるICT支援に関する教育の必要性の検討を行い,専門職におけるICTの有効性は,対象者支援を通して学ぶことが多いと考えられ,支援を学ぶ上では,実習または動画等を用いて障害者がICTを使用する様子を見聞することがICT支援を学ぶ意欲向上となると考えられた.また,ICT支援教育は,専門職を含めても否定的な意見は少なく,福祉専門職として有益であると考察した.