医療事故の発生要因を分析する際に使用している分析方法が事故発生数の減少に寄与しているかどうかについて、関連性を分析した。さらに、病院の規模別やリスクマネージャーの配置状況別に比較分析を実施した。その結果、SHELLモデル等の専門的な事故要因分析手法を使用していることや、インシデント報告書の集計についても項目別の単純集計に加えて統計解析まで実施している病院では事故発生数の減少に寄与していることが明らかになった。
共著者の助言を受けながら全頁の分析、執筆を行った。
pp.97-106
二瓶洋子、関田康慶