論文

基本情報

氏名 二瓶 洋子
氏名(カナ) ニヘイ ヨウコ
氏名(英語) Nihei Yoko
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 講師
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

看護における恥の概念分析

単著・共著の別

共著

概要

本研究の目的は、看護分野における「恥」の概念的に定義することである。背景:多くの看護師は、仕事において失敗や何らかの要因で恥を経験し、それに苦しむことがある。それは、看護師の自尊心を低下させ、離職の要因にもなりうる。研究デザイン:WalkerとAvantの概念分析方法を用いた。データソース:Academic Search Complete、CINAHL、PsycINFO、MEDLINE、Psychology and Behavioral Sciences Collectionデータベースを使用して、1980年から2020年までに出版された原著論文を検索した。レビュー方法:タイトルまたは抄録にキーワード「恥」「看護師」「看護」が含まれていることを条件に検索した。結果:看護分野における恥は、否定的な感情、自己非難や怒りの経験、社会不安や孤独を伴い、社会や文化の影響を受ける感情として定義された。看護分野における恥には、否定的な評価、他者の関与、社会的および所属グループの規範という3つの先行要件が抽出された。看護における恥の影響には、自尊心と自己効力感の低下、防衛機制による逃避、抑うつ状態、恥の経験を内省することによる苦痛の緩和、さらには看護師個人の成長の機会がもたらされる。結論:恥を定義しながら、自己、他者、他者の評価、社会文化的文脈の違いの重要性が明らかになった。
共著:二瓶洋子、朝倉京子、杉山祥子、高田望

発表雑誌等の名称

ナーシングフォーラム2022年10月

発行又は発表の年月

202210