看護基礎教育におけるエラー防止教育のエビデンスを示すことを目的に、看護学生が多重タスクを行った際の記憶保持に影響を与える要因を検討した。多重タスク実施前後における課題の正答率に有意差はなかったが、一度に記憶す文字数の増加や漢字の正答率が低いことが明らかになった。看護学生の場合は、イメージ力の低さや誤読、つっかかりが記憶保持に影響しており、単語の意味理解を含めた記憶の必要性が示唆された。
共同研究者と共に、分析、抄録作成を行った。
医療の質・安全学会学会誌第10巻suppl.228
二瓶洋子、鎌田美千代、渡邊生恵、杉山敏子