2009年に医療安全と患者接遇についての調査を実施した結果から、医療におけるコミュニケーションが医療の安全に関与しているかどうかに関して、職種別(看護師、放射線技師、臨床検査技師、事務など)にその認識の程度を比較した。職種に関わらずコミュニケーションが医療安全に関係するという認識をもっていたが、職種によってインシデント情報の共有化に差があることが明らかになった。看護職者間ではインシデント情報の共有がよく図れているが、他職種ではあまり共有されていないことが明らかになり、職種に関わらず、重要な安全情報の共有方法の検討が必要であることが示唆された。(本人の担当:データ解析、まとめの主担当者)
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二瓶洋子、小山美智子