職場内でのコミュニケーションの良さや人間関係がどの程度安全情報の共有や、日々の医療事故防止活動に役立っているのかについて比較分析を行った。研究協力の得られた2病院(400床以上 臨床研修指定病院の看護師を対象に質問紙調査を実施。有効回答数322名)回答者の殆どがコミュニケーションの良さが医療事故防止には重要であると認識していた一方で、職場内で誰とでも良好なコミュニケーションが図れているという割合は約6割であった。良好なコミュニケーションを図るための職場風土作り、インシデント情報の共有方法の検討などが必要であることが明らかになった。
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二瓶洋子、佐藤美智子、関田康慶