「患者・家族と医療従事者の視点から医療事故後の適切な対応を考える(1)-患者・家族と医療従事者の認識のずれの要因を探る方法の検討―」(査読有)
医療の質・安全学会誌3(1)医療の質・安全学会第3回学術集会東京
医療事故後の対応について医療者側と患者・家族側の認識のずれが何故生じるのかについて実際にあった事故事例の検討を行ないその要因を検討した。事例は一般公開されている医療事故報告書から取り上げ、事象関連図を作成し、分析を行った。その結果、事故発生直後の初期対応において、医療者と患者、家族側の祖語が生じることにより、感情のすれ違いが長引くことがわかった。適切な初期対応の必要性や継続的な対話の必要性などが明らかになった。総p.1山内桂子、中原るり子、佐々木久美子、庄子由美、二瓶洋子