「復興過程における被災住民の生活の実態と健康課題に関する研究」(原著論文)
本研究の目的は、復興過程における被災住民が抱える健康問題を明らかすることである。調査の結果、1.睡眠は長期間にわたり影響を受けていた。2.復興の遅れと高齢者問題が重複していた。3.気分の落ち込みや体調の悪化が見られた反面、人生もの目標を掲げることができていた。4.震災に関する深い感情を語るには3年は必要であった。5.生活不活発病発症リスクが高かった。6.地域に貢献したい気持ちと諦めが併存していた。p.93-108富澤弥生、一ノ瀬まきの、及川珠美、小野木弘志、鈴木千明、中村令子、三澤寿美
感性福祉研究所年報第16号