軽度発達障害をもつ子どもの母親51名を対象として、ペアレントトレーニングを受講するきっかけおよび目的を明らかにした。結果、受講のきっかけとしては、病院からの紹介、講演、親の会などであった。受講目的としては、自分自身の変化を期待していた。また、母親の語りより、自責の念やストレス、うつを抱えていることがわかった。したがって、ペアレントトレーニングへの受講を促すには地域との連携が必要であり、母親の精神的援助として早期の対応が重要であることが示唆された。(本人分担:研究全般において質的分析の中心的役割を果たした)
p.21-26
富澤弥生、鈴木千明、氏家享子