「発達障害のあるこどもの母親が保護者支援を受ける効果」(査読あり)
発達障害のある子どもの母親73名を対象として、保護者支援であるペアレントトレーニングを受ける効果についてまとめた。効果としては、母親の気持ちの安定や余裕につながり、楽しさや嬉しさを感じ、自己評価の低下を防ぐこと、孤独感からの解放、虐待予防につながることが示唆された。また、子どもへの効果として、行動や症状の改善につながることが推察された。さらに、きょうだいや父親、友だちや近所といった周辺の人々まで影響がみられていた。p.31-43富澤弥生、鈴木千明、氏家享子
東北福祉大学特別支援教育研究室研究紀要Vol.7