東日本大震災の復興過程において、現在も仮設住宅で生活している被災高齢者の生活に関する意識を明らかにすることを目的とした。11名の対象者にインタビューを行い、テキストマイニング分析でカテゴリー化した。また、SE-36v2のQOLサマリースコアを国民標準値と比較した。結果、<人とのつながり><再建復興><震災><健康・健康意識><諦め・後悔><前向き><不安・気がかり>など、10のカテゴリーが抽出された。<健康・健康意識>が高まっている反面、身体的QOLが国民標準値より低く、身体面について満足していないことが明らかになった。
pp.1478-151
鈴木千明、富澤弥生、中村令子、一ノ瀬まきの、三澤寿美