発達障害をもつこどもの母親51名を対象にインタビューを行い質的記述的方法で分析した。結果、母親からみたこどもの特徴と困っていることでは、《特徴そのもの》が最も多かった。また、二次的障害として問題となるDBDマーチにつながる内容が抽出された。さらに。<不登校><いじめ><生活リズムの乱れ><体力低下>などは学童期に問題となる内容と考えられた。《身体症状》では、対象者のこどもの19.6%に出現しており、身体症状への対応について母親に教育しておく必要性が示唆された。(本人分担:研究全般において質的分析を中心とした役割を果たした)
p.157
富澤弥生、鈴木千明