「八幡若宮に対する一考察-石清水八幡宮所蔵の童形像を通じて-」(査読付き)
石清水八幡宮所蔵の「木造童形神坐像」4体については、八幡垂迹神曼荼羅に描かれる若宮の図像とほぼ同形であることから八幡若宮とする見方と、法隆寺所蔵「聖徳太子坐像」等の像容と類似することから童形聖徳太子とする見方があるが、同宮に伝わる「銀造童形椅像」を手掛りに八幡若宮に関わる尊像である蓋然性が高いことを示した。pp.17-36
『東北福祉大学研究紀要』32巻(通巻35号)