「(研究資料紹介)芹沢銈介作 絵本『妙好人因幡の源左』」(査読付き)
昭和54年7月1日、鳥取県の願正寺にて妙好人源左の50回忌法要が執り行われ、そこで芹沢銈介の型絵染絵本『妙好人因幡の源左』が初公開された。源左(1842-1930)は清らかな信仰の生涯を送った人物で、昭和25年にその言行録が柳宗悦・衣笠一省編『妙好人因幡の源左』として刊行された。芹沢絵本はこの言行録から26話を採録したものである。絵本の発願者である願正寺住職の衣笠一省を手掛かりに、進出の関連資料を紹介し、構図における芹沢の創意を読み解く。p.53(口絵) pp.87-97
『東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館年報』5号