学会発表「古代東北地方における渡来文化の伝播について―宮城県大和町所在の船形山神社御神体をめぐって―」
第12回九州考古学会・嶺南考古学会合同考古学大会(8/19)
百済系渡来仏の宮城県船形山神社御神体「金銅菩薩立像」を紹介し、周辺の古代遺跡や歴史的環境を通して渡来系の人々の足跡を探ることで本像がこの地にもたらされた時期を7世紀後半と考察。さらに渡来文化の東北地方への伝播の経路について、北武蔵から鬼怒川を北上し会津に至り、その後、阿武隈川に沿って北上し、河口の亘理郡で太平洋に至った可能性を示唆した。