幼児の他者の意図理解における「情緒」情報の抽出に関する研究
本論文では、幼児が声の抑揚といった音声情報を抽出し、それに基づいて他者の意図を理解できるかどうかついて検討を行った。その結果、学年が上がるに伴って音声情報に基づく意図理解が可能になること、さらには、音声情報と同時に提示される行動や言語情報の内容によって、意図の理解の困難さが変わることが明らかとなった。総p.10高橋千枝、鈴木智子、平川昌宏、小泉嘉子、本郷一夫
『東北大学大学院教育学研究科研究年報』 第52集