第5章「幼児期後期・児童期の認知発達」を担当した。幼児期後期の認知発達の特徴として「前操作的思考」「3次元的認識の形成」「素朴理論」「心の理論」「実行機能とワーキングメモリ」、児童期の認知発達の特徴として「論理的思考の始まり」「メタ認知能力の発達」「科学的概念の獲得」について概説した。その中で、「メタ認知能力の発達」が主体的な学習を支える認知能力であること、さらに「科学的概念の獲得」を困難にする要因の1つとして、それまでに形成した素朴理論があること、この点をふまえた教育の必要性について言及した。(
総p.153 pp43-53
本郷一夫、飯島典子、糖野亜紀、進藤将敏、鈴木智子、平川昌宏、小泉嘉子、山本信、平川久美子、杉山弘子、八木成和、髙橋千枝、市川奈緒子