科研費(基盤研究C)意思決定能力をもたないと判断される人の「最善の利益」の構成要素の更なる解明と考察(2019年~2021年)
対応能力を欠く人にとっての「最善の利益」に関して、保持する能力や機能の状態に応じた利益の多様な意味内容と、従来の代理意思決定基準の理論的枠組みにおける「最善の利益」の構成要素を捉える異なる文脈、対応能力を欠く人の現在の選好を客観的な判断に基づく最善の利益よりも優先し得る範囲や認知症の人のケアに関わる人が、医療ケア等の意思決定において、配慮した要素と重視した内容について明らかにした。