2007年に公布された「社会福祉士及び介護福祉士法等の一部を改正する法律」を受けて社会福祉士養成課程における教育内容等の見直しが行われている。相談援助実習の充実・強化を目的のひとつとして、実習指導者の要件に「実習指導者を養成するための講習会の受講」が定められている。このことを受け、公益社団法人 日本社会福祉士会等において「社会福祉士実習指導者講習会」が開催されている。この「講習会」の講義科目のひとつである「実習スーパービジョン論」において、その受講した内容について、実際に「実習生」にどのように反映されているのか、またその効果が認められているのか、そしてまた実習生はそれらの内容をどのように理解しているのか。分析を試みた。