その他

基本情報

氏名 佐藤 博彦
氏名(カナ) サトウ ヒロヒコ
氏名(英語) Sato Hirohiko
所属 総合福祉学部 社会福祉学科
職名 助教
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

社会福祉士による被災地支援活動に関する研究
-東日本大震災後の宮城県内での職能団体の活動に焦点をあてて-

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

201607

発表学会等の名称

第24回日本社会福祉士会全国大会 社会福祉士学会 愛媛大会

概要

東日本大震災では、被災者/被災地支援のため、公私を問わず各種機関、団体、組織による様々な支援活動が展開されている。しかし、各種専門職によるそれら支援活動は、その専門性の違いであるのか、活動の目的、活動時期、連携方法、指揮命令系統など異なる形で展開されている。特に、医療従事者により組織されるDMATの被災地域での医療活動は、その目的及び活動形態、連携先、活動時期などについて過去の経験から明確化されている部分が多い。
各種社会福祉系職能団体からも数多くの専門職によって、様々な活動・実践が展開されている。しかしながら、このDMATの活動に比して、その活動目的・内容の専門性が見えにくいためか、これまで発行された各種活動報告書からは社会福祉系の専門職の中でも、特にソーシャルワーカー(以下、SWr)の被災地域での活動について、SWr自身の当時の不全感が読み取れる。
災害時の社会福祉専門職及び、SWrの活動・実践は、過去の大規模災害時においても実施されており、個々の災害時の活動事例の検討はなされてきている。しかし、それを一般化・体系化しソーシャルワーク実践の中に位置づける作業については、今回の東日本大震災を機に「災害ソーシャルワーク」として模索が始められた状況にある。
そこで、本研究では、東日本大震災という大規模災害時の被災地(宮城県)における、初期段階のSWrの活動について、宮城県社会福祉士会所属のSWrを対象に、被災地での活動及びその際に関係・連携した機関・組織との関係性に焦点をあて分析・考察を行う。その作業を通して、SWrによる災害後の対応における課題について検討をした。