「ホールシステム・アプローチの援用による福祉教育方法の開発(その1) -実学臨床教育への適用-」
ホールシステム・アプローチの哲学と手法がどのように大学教育に適用でき得るか、学生の学びにどのように効果がみられるか検討することを目的とした。哲学である対話の手法(ダイアログ)、社会構成主義に立脚、ポジティブアプローチを重要視している点については学生の主体性や強み、自らの学習目標や目的を導き出す上で有効的手法であると示唆された。学び合いの新しいスタイルを構築し、自ら学ぶきっかけを得ることで、今後の福祉実践の担い手を育成する手法の一つとなることが明らかとなった。pp.199-215
『東北福祉大学研究紀要』第35巻