本研究では、社会環境の変遷とともに、保育者に様々な家庭、保護者への対応力が求められている背景を受け、保育現場における保護者支援の現状と課題を業務実践における保育ソーシャルワークの視点から明らかにし、保育者に求められるソーシャルワーク技術の方向性を検討することを目的の一つとしている。そのうえで、保育ソーシャルワークに関するカリキュラムデザインを検討するとともに、学生が自ら課題を発見・解決する能動的な学びを促進するアプローチを用いて、「目の前の課題に気づき、主体的に向き合い、「自ら学び続ける実践者」を育成するための教育システムを構築することを目的とする。