論文

基本情報

氏名 中江 秀幸
氏名(カナ) ナカエ ヒデユキ
氏名(英語) Nakae Hideyuki
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

Effects of Insole with Toe-Grip Bar on Barefoot Balance and Walking Function in Patients with Parkinson’s Disease: A Randomized Controlled Trial

単著・共著の別

共著

概要

パーキンソン病(PD)患者におけるバランスと歩行機能の維持・向上は必須である。PD患者における足指の機能障害は、バランスと歩行に関連している。近年、足指の機能を改善するインソールが開発されているが、PD患者の身体機能に対する効果は不明である。今回、このような患者を対象に、つま先グリップバー付きインソールがバランスと歩行機能に及ぼす影響を無作為化比較試験で検討した。Hoehn and YahrステージII~IVのPD患者29名を介入群または対照群に無作為に割り付けた。介入群および対照群の患者には、つま先グリップバー付きおよびつま先グリップバーなしのインソール付き靴をそれぞれ4週間履いてもらった。リハビリテーション室にて、立位姿勢の重心動揺(全軌跡長、包絡線面積、最大前後圧中心[AP-COP]距離)および通常速度と高速度での歩行パラメータを介入前後で測定した。測定はすべて、参加者が裸足で行った。速歩条件の最大AP-COP距離と歩幅は、対照群に比べ介入群で有意に改善された(p<0.05)。このように、つま先グリップバー付きのインソールは、PD患者のバランスと歩行機能を改善する可能性がある。

発表雑誌等の名称

 

発行又は発表の年月

202207