大腿直筋と大腿二頭筋の最大随意筋収縮を測定し、つま先立ちの強さに及ぼす大腿筋の役割について検討した。大腿直筋と大腿二頭筋の最大随意筋収縮を測定した。そして、つま先立ちの動作における%IEMGを算出した。その結果、大腿二頭筋の%IEMGは大腿直筋の%IEMGよりも有意に高いことがわかった。さらに、大腿直筋の%IEMGと大腿二頭筋の%IEMGの間には有意な正の相関が認められた。これらの結果は、つま先立ち動作において、大腿筋群が共収縮し、膝関節の安定性に寄与している可能性を示唆するものである。
25:1625-1627,2013.12
Masayuki Soma, Shin Murata, Yoshihiro Kai, Hideyuki Nakae, Yosuke Satou