論文

基本情報

氏名 中江 秀幸
氏名(カナ) ナカエ ヒデユキ
氏名(英語) Nakae Hideyuki
所属 健康科学部 リハビリテーション学科(理学療法学専攻)
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

「Research on exercise therapy in home-care patient with Parkinson's disease:Results of home-visit survey on the use of domiciliary service and the implementation of self-practice」(査読付き)

単著・共著の別

共著

概要

Home-visit survey on the chief complaints in activity of daily living, application to long-term care insurance, and self-practice was conducted in 15 home-care patients with Parkinson’s disease (PD). The results revealed that the answers for chief complaints related to sit-to-stand and gait performance such as “slow movement,” “difficulty in prompt action,” “easy to fall,” “leaning body,” and “walking in small steps” ranked high.
(在宅パーキンソン病(PD)患者15名を対象とし,日常動作における主訴,介護保険の申請状況,自己練習などについて訪問実態調査を行った。その結果,「体の動きが鈍い」「とっさの動作が困難」「転倒しやすい」「体が傾く」「歩行が小刻み」といった起居移動動作に関する主訴の回答が上位を占めた。要介護認定の有無で2群に分けてχ2検定で比較した結果は「転びやすい」の回答数が,t検定では転倒恐怖感に統計学的有意差を認め,「転びやすい」などの起居移動動作に関する主訴や転倒恐怖感が増悪することが要介護認定申請の動機となる可能性が示唆された。自己練習としての運動療法習慣の有無でχ2検定した結果「転びやすい」「トイレ困難」の回答数に有意差を認め,t検定では発症からの期間,転倒恐怖スコア,老研式に有意差を認めた。このことから,立位保持や方向転換,病院の外来通院などが困難,発症からの期間の長期化および転倒恐怖スコアの増高,老研式で示されるような活動性が低下しているような重症例などでは,自己訓練としての運動療法習慣づけが困難であることが示唆された。)
pp.742-753
Hideyuki NAKAE,Hitoshi TSUSHIMA

発表雑誌等の名称

医学と生物学157(6)、2013.6

発行又は発表の年月

201306