脳卒中片麻痺患者におけるTUG方向転換動作の検討
第31回東北理学療法学術大会,ポスター,ビックパレットふくしま
維持期脳卒中片麻痺患者を対象とし,TUGにおける方向転換特性について検討を行った。その結果、歩行速度条件に関わらず、麻痺側廻りを選択する対象者が多く、有意差を認めた。任意とした場合の麻痺側廻りのTUG所要時間も有意に良好であった。本結果から、維持期脳卒中片麻痺患者を対象とした場合、TUG再現性を高めるためには方向転換を定めて行うこと、一般的に非麻痺側廻りとADL指導を行っているものの、徹底されていない状況が示唆された。林 裕樹・村上三四郎・中江秀幸