本学作業療法学専攻が取り組んでいる初年次教育の実践内容について,学生へのアンケート調査をもとに報告した.高等学校から大学への接続に対して取り組んでいる,本学の特色あるカリキュラム「リエゾンゼミⅠ」に加え,本専攻独自の学修支援について,学生へのアンケート調査を実施した.学生は本学の教育内容に対して有意義と捉えており,中でも「学び方を学ぶ」という本専攻の学修支援(少人数グループ学習,学習計画書作成,小テスト)に対して,特に重要視していることが明らかとなった.自律した学習者になるための学生が必要とする学修支援方法のあり方に向け,示唆が得られた.
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